【書籍】公民館のしあさってと実際に沖縄を訪れて
公民館のしあさってという本を先日読みました(ちなみに、この本も千葉市図書館の蔵書です)。
全国の公民館のほとんどは単なる場貸しをしているだけ、という指摘には首肯せざるを得ません。
そして、この本の中で紹介されていた沖縄は那覇市の公民館に行く機会を先月得て、行ってきました。
そこで運のよいことに、その公民館長とお話をさせていただくことができました。
那覇市の公民館は、千葉市でいうコミュニティセンターの機能も兼ねた存在で、ほとんどが市の直営なんだそうですが、
2か所だけ民間NPOに業務委託されています。
よって、その公民館に行くと、千葉市では絶対にお目にかかれない若い職員さんが窓口にいます。
なぜ、絶対にお目にかかれないか分かります?
それは千葉市の公民館は、教師OBで構成された千葉市の天下り団体が指定管理者になっているから、ですね。
年配の職員がただちにダメだというつもりはありませんが、年配の職員「しか」いない組織というのはどうなんでしょうね?
その方が機能するなら、世の民間企業はみんなそうしてますよね?
私は素朴な疑問をぶつけました。
なにゆえ、那覇市では民間に公民館の運営が業務委託できたのかと。
回答としては、きっかけは、行政側の人手不足から、ということ。
そして教職員もごたぶんにもれず沖縄でも不足気味なので、公民館に回ってくることはないのだろうというご指摘。
そしたら、何故千葉市は、あんなに大量の元校長先生らが公民館に張り付いてるんでしょうかね。
教員不足なら、経験もあるベテランは率先してそっちに当たる方が合理的なように思います。
実際、千葉市の公民館って、それこそ上記に書いた「場貸し」以外のことはほぼやってない気がします。
独自企画とかやってるところってどれだけ?
さらに、私の知人などは、こういう企画をやりたいと某公民館に持ち込んだところ、
露骨に煙たがられ却下されたとのこと。一体何のための公民館なんでしょうね。
結局、学校の先生しかしたことのない人たちが、地域活動の拠点たる公民館の運営なんてできるわけないでしょ?って話です。
ちなみに、この那覇の民間委託の公民館は公式LINEまで活用して情報発信に努めていました。
千葉市の公民館でそういった運営してるところってあるんでしょうかね?(あったら教えてください)
違う疑問もぶつけました。
今回の弊団体の補助金不採択の話をしました。
その際、審査側の行政職員の知識不足により、通るものも通らないといったことは起こりえるのかと。
ご回答としては、「大いに起こりえる。よくある話だ」とのことでした。ちょっと気がラクになりました笑
そして、物事が大きく変わるときは、案外ちょっとしたタイミングで変わるものだから、その機会を待って逃さないことが肝要である、
という貴重なアドバイスをいただきました。
千葉市の公式サイトは毎日チェックしてますが、相変わらず耳目を引くようなトピックばかりが公開されてて、
地域とか福祉とか、そういう地道な活動が必要な分野に関する発信がほぼないのが残念です。
なんか、民間の知恵をお借りしたいという
230630-4-1.pdf (city.chiba.jp)
なら最近プレスされてて、介護人材の確保もテーマの1つになってましたけど、
個人的には人手不足解消もかねて、交代で千葉市職員がヘルプに入ったらいかがですかね?
施策を打つうえで参考としての実地体験にもなるし一石二鳥かと。ま、現場の方が欲しがるかは謎ですが。