千葉市でもバス減便・廃止が拡大しているという新聞記事
タイトルの記事を読みました。千葉市のような都市部でも路線バスの廃止・大幅減便が出始めているとのこと。
千葉市が都市部といいますが、それは場所によります。正直田舎同然の場所もたくさんあると思ってますし、そもそも都市部でもバスや路面電車の減便が始まっていることなど他自治体ではとっくに話題となっていることです。松山市や、あの福岡市ですらそうなのですから。
こうした場合、他都市ではコミュニティバスの導入を積極的に進めているのに、何故千葉市が消極的なのか謎の1つです。
ちなみに美浜区内ですと10年以上前に磯辺では「いそまる」というバスを海浜バスが走らせていたことがあります。
乗っている人を見たことがなく、明らかに今思えば時期尚早でした。当時は今ほど高齢化も進んでいなかったので。もしかするとこの「いそまる」の件でコミュニティバスなどの導入の検討が遅れている可能性もあるなと考えたりもします。
ただ、この記事の内容は、冷たいようですがちょっと極端かもしれません。
例えば、記事内に出てくる若葉区大宮台1丁目。都賀までタクシーで行くと確かに3500円かかると思いますが、モノレールの駅までだったらそこまでかかりません。
また、千葉駅の方に行くバスはあるので、千葉駅経由なら都賀に行くことも可能です。
ただ、他自治体をみていると、区役所・市役所を起点とするコミュニティバスは非常に多いので、千葉市が区制を堅持するのであれば、若葉区の区役所は都賀ですから、都賀を起終点としたバス網は堅持してしかるべきかもしれません。逆に都賀中心のまちづくりを放棄するのであれば、千葉市の規模でしたら、区制など無用。30年経っても区ごとに何かやってる感はほぼないわけですから、浜松市のように廃止するば億単位の経費が節約できるわけです。その方がメリットが大きいのではないでしょうか。
あと個人的には、土気駅ー大椎台団地のバス路線も大幅減になったという記事には驚きました。
大椎も広い意味ではあすみが丘エリアなので、事実上クルマがない人は土気駅まで歩けと言わんばかりの施策はなかなか驚きです。
これではますます駅から遠いところには人は住まなくなるでしょう。
コミュニティバス網を設けるつもりがないのであれば、千葉市もコンパクトシティ化をはかるなどの施策を打ち出せばいいと思うのですが、
そういったわけでもない。つまりどっちつかず状態であり、つくづくまちづくりの下手な自治体だなと思わずにはいられません。