【報告】美浜区地域活性化支援事業不採択と事例公開(その2)

その1からのつづきです。

今回は予告通り質疑応答の模様を再現してみたいと思います。

傍聴人の方はなんだかんだ10名以上いらしていた気がします。
審査委員は、美浜区長 副区長 地域振興課長 美浜保健福祉センター長 地域振興課室長 淑徳大学准教授 美浜区民生委員会長の7名でした。

⇒(4/27補足)淑徳大学准教授 美浜区民生委員会長のお2方は、意見は申し述べることはできるが、審査の席上には加われない模様。つまり、行政職員だけで「審査」しているそうで、これでは透明性はゼロですね。審査結果の詳細も公開されませんし。

テーマは、うち以外は、自然系×2 子育て支援(以上3団体が継続)認知症関連 幕張の海岸清掃 マンションをコアとしたまちづくり  多世代交流拠点
結果として落ちたのは、この中から1つだけだったということになりますね。

では具体的な質疑応答内容です(全部は覚えていないのですが(順不同))

①いろいろ手を広げ過ぎなのでは?

 →あくまで「居場所」がメインで、他のよろず相談などはそれを補完する要素に過ぎないと考えており、両立は可能と考えている。そもそもよろず相談などは、それ自体の機能がウリというより、「居場所」の認知度向上をはかるためのツールとしての位置づけです

②Wi-Fiについて

 →取り外し可能な機械を使用し、ミニ・ネットカフェを実現する

③ボランティア募集は行っているか?

 →もちろん行っている。すでにチーム千葉ボランティアネットワークには登録済で、そちらからの弊団体HPへのアクセスも増加中である

④セミナーの件、講師代を計上していないが当てはあるのか?

 →弊団体には講師歴10年以上を誇るメンバーがおり、かつ私自身が社労士・行政書士・FPであるため、内部で十分充足できると考えているが、更に知人より管理栄養士、保健師などの紹介を受け手配も進めている

⑤ニーズについてはどう考えるか

 →やってみないと分からない面もあるが、すでに地区連の方とは何人かお会いし、こうした場ができることは非常にありがたいというお声はいただいている

⑥会員数3名となっているがこの人数でやっていけるのか

 →確かに人数増をはかることは重要課題の1つであると認識している。現在は代表たる私のキャパの範囲内でしか事業展開できないため。ボランティアを集めつつ事業展開していくのか、先にこういうことをやる!とぶち上げて募集していった方がいいのかは、私も思案中である

⑦場所代で相当計上しているが(約20万円)、補助金が取れなくなった後の展望は?

 →そもそもその頃(3年後)まで継続しているということは、常設化が検討できる段階にあるということ。常設化できれば、小箱ショップなど定期収入が得られる施策も展開できるので、逆に収益は安定するのではないかと考えている。小箱ショップなどはすでに全国に多数先行事例はある。

(追記)
正直⑦の質問を行政側の方からいただきたくはなかったです。なぜなら、美浜区は公有地の割合が多すぎ、不動産の需要と供給がアンバランスであり、不動産価格が高止まりしているからです。さらにいえば、こうした「居場所事業」については、行政側がその場所の確保について支援すると、市の「計画」に書かれています。他自治体の事例をみれば、公民館の開放、コミセンの開放、学校の空き教室の開放などありますので(千葉県内でも事例あり)まずは質問の前に、そういった施策の着手をお願いできればと切に思います。